“ぐわうぜん”の漢字の書き方と例文
語句割合
轟然100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一向いつかう變則へんそく名所めいしよいて、知識ちしき經驗けいけんかつたかれは、次第しだいくらり、愈々いよ/\ふかくなり、ものすさまじくつて、ゆすぶれ/\轟然ぐわうぜんたる大音響だいおんきやうはつして、汽車きしや天窓あたまから、にぶきりへんじて
魔法罎 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
故郷の家の傾斜の急な高い茅葺かやぶき屋根から、三尺餘も積んだ雪のかたまりがドーツと轟然ぐわうぜんとした地響を立ててなだれ落ちる物恐ろしい光景が、そして子供が下敷になつた怖ろしい幻影に取つちめられて
崖の下 (旧字旧仮名) / 嘉村礒多(著)
轟然ぐわうぜん——天地も崩るゝやうな物音。