“くわんじや”の漢字の書き方と例文
語句割合
患者100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
醫者いしやまた自分じぶんもちひたねむぐすり比較的ひかくてきあたらしいもので、學理上がくりじやう睡眠劑すゐみんざいやう有害いうがいでないことや、またその効目きゝめ患者くわんじや體質たいしつつて、程度ていど大變たいへん相違さうゐのあることなどをかたつてかへつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
さうして朽ちかゝつた家々のランプのかげから、死にひんした虎列拉コレラ患者くわんじやは恐ろしさうに蒲團をひいだし、ただぢつとうすあかりのうちに色えてゆく五色花火のしたゝりに疲れた瞳を集める。
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
なるべく患者くわんじやおどろかさないやうにね