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くろしやうぞく
ふりがな文庫
“くろしやうぞく”の漢字の書き方と例文
語句
割合
黒裝束
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
黒裝束
(逆引き)
見ると、臺の上に立つたお靜は何時の間にやら、
黒裝束
(
くろしやうぞく
)
の人間達の手で、十七乙女の若々しい肌へ、ベタベタと
金箔
(
きんぱく
)
を置かれてゐるところだつたのです。
銭形平次捕物控:001 金色の処女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
語
(
かた
)
りければ夫こそ
屈竟
(
くつきやう
)
の事なりとて兩人
相談
(
さうだん
)
の
上
(
うへ
)
同く十七年十月二十八日の夜
雨
(
あめ
)
は車軸を流し
四邊
(
あたり
)
は
眞闇
(
まつくら
)
なれば是ぞ幸ひなりと兩人は
黒裝束
(
くろしやうぞく
)
に目ばかり
頭巾
(
づきん
)
にて島屋の店へ忍び入
金箱
(
かねばこ
)
に手を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
何處から飛出したか、
黒裝束
(
くろしやうぞく
)
が七八人、三方から取圍んで、水も漏らさじと詰め寄るのです。
銭形平次捕物控:082 お局お六
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
足に任せて小篠堤に來掛る頃は早
北斗
(
ほくと
)
の
劔先
(
けんさき
)
尖
(
するど
)
く光りゴンと
突
(
つき
)
出す
子刻
(
こゝのつ
)
の
鐘
(
かね
)
の
響
(
ひゞ
)
きも身に
染
(
しみ
)
て
最
(
いと
)
物凄
(
ものすご
)
く聞えけり
折柄
(
をりから
)
堤
(
つゝみ
)
の
蔭
(
かげ
)
なる
竹藪
(
たけやぶ
)
の中より
面
(
おもて
)
を
包
(
つゝ
)
み身には
黒裝束
(
くろしやうぞく
)
を
纏
(
まと
)
ひし一人の
曲者
(
くせもの
)
顯
(
あらは
)
れ
出
(
いで
)
物
(
もの
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
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