“ぎいん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
妓院50.0%
議員50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
温は綯が自己を知っていながら用いなかったのを怨んで名刺をも出さずにいるうちに、ある夜妓院ぎいんに酔って虞候ぐこうに撃たれ、おもてきずを負い前歯を折られたので、怒ってこれを訴えた。
魚玄機 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
新様しんようの歌も詠み、慷慨こうがい激烈の歌も詠み、和暢平遠わちょうへいえんの歌も詠み、家屋の内をも歌に詠み、広野の外をも歌に詠み、高山彦九郎たかやまひこくろうをも詠み、御魚屋八兵衛おさかなやはちべえをも詠み、侠家きょうかの雪も詠み、妓院ぎいんの雪も詠み
曙覧の歌 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
そこへ、まち議員ぎいんがはからずとおりかかって、このむごたらしいようすが目にはいったので、すぐさまその豚をつぶす人をひったてて、市長さんの家へつれて行きました。
あのやうに乞食こじきよばはりしてもらおんし、龍華寺りうげじどれほど立派りつぱ檀家だんかありとらねど、わがあねさま三ねん馴染なじみ銀行ぎんこう川樣かわさま兜町かぶとちやう米樣よねさまもあり、議員ぎいん短小ちいさま根曳ねびきしておくさまにとおほせられしを
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)