“きんじう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
禽獣83.3%
禽獸16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鶴と家鴨とをくらへるが故に、東京市民を獣心なりと云ふは、——いては一切人間を禽獣きんじうと選ぶことなしと云ふは、畢竟ひつきやう意気地いくぢなきセンテイメンタリズムのみ。
「では初め鳥と獣を眠らしてお目にかけませうか。私はこれを禽獣きんじう降神術と名附けてゐるんです。」
手品師 (新字旧仮名) / 久米正雄(著)
かつ河陽かやう金谷きんこく別莊べつさういとなむや、花果くわくわ草樹さうじゆ異類いるゐ禽獸きんじうひとつとしてあらざるものなし。とき武帝ぶていしうと王鎧わうがいへるものあり。驕奢けうしや石崇せきそう相競あひきそふ。がいあめもつかまれば、そうらふもつたきゞとす。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)