“きづき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
杵築58.3%
25.0%
忌月8.3%
気附8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二つながら、現に国造のいる杵築きづきにあったのである。でも、みぬまとなると、わからなくなった呪詞・叙事詩の上の名辞としか感ぜられなかったのであろう。
水の女 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
が、想像さうざう矢張やはりわるはうへばかりはしらうとする。如何どうかすると、恋人こひゞとつたことを、すでうごかすべからざる事実じゞつめてしまつてゐる。さうして、其事実そのじゞつのうへに、色々いろ/\不幸ふかう事実じゞつをさへきづきあげてゐる。
背負揚 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
八月は左大将の忌月きづきで音楽のほうをこの人が受け持つのに不便だと思われたし、九月はまた院の太后のおかくれになった月で、それもだめ、十月にはと六条院は思っておいでになったが
源氏物語:35 若菜(下) (新字新仮名) / 紫式部(著)
すると、私は大変な見落しをしていたことに気附きづきました。如何にもその日の受信欄は空白のまま残されていましたけれど、本文の中に、次の様な文句が書いてあったではありませんか。
日記帳 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)