トップ
>
『日記帳』
ふりがな文庫
『
日記帳
(
にっきちょう
)
』
ちょうど初七日の夜のことでした。私は死んだ弟の書斎に入って、何かと彼の書き残したものなどを取出しては、ひとり物思いにふけっていました。 まだ、さして夜もふけていないのに、家中は涙にしめって、しんと鎮まり返っています。そこへ持って来て、何だか …
著者
江戸川乱歩
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「写真報知」報知新聞社、1925(大正14)年3月5日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約14分(500文字/分)
朗読目安時間
約23分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
自
(
うぬ
)
切
(
きっ
)
目立
(
めだち
)
書
(
かき
)
覚
(
おぼえ
)
凍
(
こお
)
気附
(
きづき
)
態
(
わざ
)
費
(
ついや
)
凡
(
すべ
)
繰
(
くり
)
巧
(
たくみ
)
処
(
ところ
)
頻繁
(
ひんぱん
)
間々
(
まま
)
鎮
(
しず
)
辻
(
つじ
)
認
(
したた
)
他聞
(
たぶん
)
粗相
(
そそう
)
確
(
たしか
)
真摯
(
しんし
)
煩悶
(
はんもん
)
呉
(
く
)
最早
(
もはや
)
如何
(
いか
)
日子
(
にっし
)
文言
(
もんごん
)
推
(
お
)
抱
(
いだ
)
手蹟
(
しゅせき
)
恋歌
(
こいか
)
怠
(
おこた
)