“きそん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
毀損89.2%
季孫5.4%
歸村2.7%
其村2.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そういう発見が子供の魂を永久に毀損きそんしたのだ、もしくは生長さしたのだ。多くのものは自棄やけになってしまった。彼らはみずから言った。
季孫きそん叔孫しゅくそん孟孫もうそんの三氏は、ともに桓公の血すじをうけた魯の御三家で、世にこれを三かんと称した。
論語物語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
長庵は横目よこめでジロリとなが空嘯そらうそふけば十兵衞は何れ歸村きそんを致せし上御禮の仕樣もありぬべしとちかしき中にも禮義れいぎを知る弟が心ぞしほらしき
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
なしつゝ賊難にかゝりたるは如何なる前世の宿業しゆくごふにやとあきらめ候より外に致し方無之これなきと申立ければ越前守殿假令たとへ弟十兵衞が何と申共一日や二日で歸村きそんの成るべき所にも非らざればしひても止むべきが兄たる者のじやうならずや其方が仕成しなし方甚だ以つて其意を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
此の余が居士の周囲の一人として影の薄い時代に種々の俳人が居士の周囲をいろどった。そのうちに中野其村きそん君のような人もあった。其村君は何人なんぴとの子で何国の産という事を知らない。
子規居士と余 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)