“仕成”の読み方と例文
読み方割合
しなし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宿入やどいりに出すが如き仕成しなしにて名代につかはしけるに彼の仲間の若者は萬八のくづれより向島むかうじまの花見と云ひなしそのじつ花街よしはらの櫻の景氣を見んと言ひ立ち伊勢五の養子を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
なしつゝ賊難にかゝりたるは如何なる前世の宿業しゆくごふにやとあきらめ候より外に致し方無之これなきと申立ければ越前守殿假令たとへ弟十兵衞が何と申共一日や二日で歸村きそんの成るべき所にも非らざればしひても止むべきが兄たる者のじやうならずや其方が仕成しなし方甚だ以つて其意を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)