“がんばう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
眼眸50.0%
顔貌50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
水源きて進行しんこう漸やく容易やうゐとなる、六千四百呎の高にたつすれば前日来経過けいくわし来れる所、歴々れき/\眼眸がんばうり、利根河の流域りうえきに属する藤原村の深山幽谷、まるで地図中の物となり、其山の広袤こうばう水の長程
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)
早朝さうてう出立、尾瀬おせの大原野を経過けいくわし燧山麓にいたる、目的とする所の尾瀬沼は眼眸がんばうり来らず、燧山麓一帯の山脈よこたはれるを以て、之を経過けいくわすれば沼にいたるをるならんとさつし、又険山を攀登ばんとう
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)
赤彦君は今は仰臥ぎやうぐわしてゐる。さうして、純黄色になつた顔面から、二日前に見たときのやうな縦横無数の皺が全く取れて、そのために沈痛の顔貌がんばうは極く平安な顔貌に変つてゐる。
島木赤彦臨終記 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)