“かへりごと”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:カヘリゴト
語句割合
復奏25.0%
25.0%
覆奏25.0%
返事25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また諸のかみたちに問ひたまはく、「天若日子久しく復奏かへりごとまをさず、またいづれの神を遣はして、天若日子が久しく留まれる所由よしを問はむ」
「葦原の中つ國に遣はせる天の菩比の神、久しく復奏かへりごとまをさず、またいづれの神を使はしてばけむ」と告りたまひき。
問ひて曰はく、「今天つ日高の御子虚空つ日高、うはくに一九でまさむとす。誰は幾日に送りまつりて、かへりごとまをさむ」と問ひき。
ここを以ちておのもおのも遣さえし國の政をやはし言向けて、かへりごとまをしき。
かれ、ますます見畏みて山のたわより御船を引き越して、逃げ上りいでましつ。ここに覆奏かへりごとまをさく、「大神を拜みたまへるに因りて、大御子おほみこものりたまひつ。かれまゐ上り來つ」
ここにその后名は弟橘おとたちばな比賣の命の白したまはく、「妾、御子にかはりて海に入らむ。御子は遣さえし政遂げて、覆奏かへりごとまをしたまはね」とまをして、海に入らむとする時に、菅疊すがだたみ八重やへ皮疊かはだたみ八重やへ
儘ならぬ世の義理に心ならずとは言ひながら、斯かる誠ある人に、只〻一言ひとこと返事かへりごとだにせざりし我こそ今更にくやしくも亦罪深けれ。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)