“かづさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
上總52.9%
上総41.2%
加津佐5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小六ころくところによると、二三日前にちまへかれ上總かづさからかへつたばんかれ學資がくし此暮このくれかぎどくながらしてれないと叔母をばからまをわたされたのださうである。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
記の此処こゝの文が妙にねぢれて居るので、清宮秀堅は、将門の妻は殺されたのでは無くて上総かづさとらはれたので、九月十日になつて弟のはかりごとによつて逃帰つたといふ事に読んでゐる。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
加津佐かづさあたりとおぼしい煙も、見えます……を転ずると、小浜おばまの港が、指呼しこのうちに入ります。
墓が呼んでいる (新字新仮名) / 橘外男(著)