“かだ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
華陀55.6%
加太11.1%
加田11.1%
火蛇11.1%
荷田11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただ、華陀かだ五禽図ごきんずは、いくらか虚でない所があります。いったい修練をする者で、血気の流通を欲しない者はないのですが、五禽図の方では、わけてそれをやるのです。
封三娘 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
彦少名命ひこすくなのみことを祀るともいうし、神功皇后じんぐうこうごうと応神天皇とを合祀ごうしするともいうし、あるいは女体であるともいうが、く紀州の加太かだの淡島神社の分祠で、裁縫その他の女芸一切
所持せし故にや加田かだうらにて切害せつがいされ死骸しがいは海中へいれ申候しか相見え申さず此浦このうらには鰐鮫わにざめすみ候故大方はさめ餌食ゑじきと相成候事と存られ候衣類いるゐならびかさは血に染り濱邊に打上うちあげ是有候故濱奉行へ御屆に相成候かつ村中不便ふびんに存じ師匠ししやう感應院のはかそば塚標はかじるし
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
火蛇かだの如き焔の陣は、行く先々をさえぎった。それはことごとく敵の伏兵だった。今にして思えば、敵の大部分は城中になく、城外にいたのである。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
荷田かだ重吉がいう。村本と荷田は連れ立って、その煙の方へ行ってみます。あとの九人は、木の根と岩角いわかどとに腰をかけて、その斥候ものみを待っています。
大菩薩峠:05 龍神の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)