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かたはだぬぎ
ふりがな文庫
“かたはだぬぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
片肌脱
44.4%
偏袒
33.3%
片肌抜
11.1%
片膚脱
11.1%
▼ 他 1 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
片肌脱
(逆引き)
毎朝
(
まいちょう
)
役所へ出勤する前、崖の
中腹
(
ちゅうふく
)
に的を置いて古井戸の柳を脊にして、凉しい夏の
朝風
(
あさかぜ
)
に
弓弦
(
ゆみづる
)
を
鳴
(
なら
)
すを例としたが
間
(
ま
)
もなく秋が来て、
朝寒
(
あささむ
)
の
或
(
ある
)
日、
片肌脱
(
かたはだぬぎ
)
の父は弓を手にした
儘
(
まま
)
狐
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
かたはだぬぎ(片肌脱)の例文をもっと
(4作品)
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偏袒
(逆引き)
小金吾が取れずといふに「なあに、
造作
(
ぞうさ
)
はございません、そつちへよつておつもりを気を付けてお出なさい」と
華道
(
はなみち
)
のすつぽん辺まで来て、右の
偏袒
(
かたはだぬぎ
)
となり
いがみの権太:(明治二十九年一月、明治座)
(新字旧仮名)
/
三木竹二
(著)
かたはだぬぎ(偏袒)の例文をもっと
(3作品)
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片肌抜
(逆引き)
日頃顔を見知った
八百屋
(
やおや
)
夫婦も、本町から市町の方へ曲ろうとする角のあたりに陣取って青い顔の亭主と肥った
内儀
(
かみさん
)
とが互に
片肌抜
(
かたはだぬぎ
)
で、
稲荷鮨
(
いなりずし
)
を
漬
(
つ
)
けたり、
海苔巻
(
のりまき
)
を作ったりした。
千曲川のスケッチ
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
かたはだぬぎ(片肌抜)の例文をもっと
(1作品)
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▼ すべて表示
片膚脱
(逆引き)
これが
下々
(
したじた
)
のものならばさ、
片膚脱
(
かたはだぬぎ
)
の出刃庖丁の向う
顧巻
(
はちまき
)
か何かで、
阿魔
(
あま
)
! とばかりで飛出す訳じゃアあるんだけれど、何しろねえ、御身分が御身分だから、実は大きな声を出すことも出来ないで
清心庵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
かたはだぬぎ(片膚脱)の例文をもっと
(1作品)
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