“海苔巻”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
のりまき88.9%
のりま11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
海苔巻のりまきなら身体からださわりゃしないよ。折角姉さんが健ちゃんに御馳走ごちそうしようと思って取ったんだから、是非食べて御くれな。いやかい」
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
お女中が来て今日はお美味いし海苔巻のりまきだから早やく来て食べろと言ったが当頭とうとう俺は往かないで仕事を仕続けてやったのだ。
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
彼女は大きな飯のかたまりを無理に男の口に押し込み、そのぶざまにほおばった口つきを見てあはあはと高く笑いながら、もう一片の海苔巻のりまきをつまんでその男の手のひらの上へポイと投げた。
海苔巻のりまきもあるぞ。早くここへ来て御馳走になれ。おまえは鮓は嫌いか。
影:(一幕) (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)