“のりまき”の漢字の書き方と例文
語句割合
海苔巻100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おばあさんの、心づくしの海苔巻のりまきの握り飯を、頬ばらうとすると、どうしたはずみか握り飯を手から落した。
小熊秀雄全集-14:童話集 (新字旧仮名) / 小熊秀雄(著)
僕は障子のはずしてある柱に背を倚せ掛けて、敷居の上にしゃがんで、海苔巻のりまきの鮓を頬張りながら、外を見ている振をして、実は絶えず飾磨屋の様子を見ている。
百物語 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
自分はちっとも気がつかなかったが、あとで聞いたところによると、先生が海苔巻のりまきにはしをつけると自分も海苔巻を食う。先生が卵を食うと自分も卵を取り上げる。
夏目漱石先生の追憶 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)