“かけとり”の漢字の書き方と例文
語句割合
掛取100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その時には大抵たいてい大阪の言葉もしって居たから、すべて奴の調子に合せてゴテ/\話をすると、奴は私を大阪の町人が掛取かけとりにでも行く者と思うたか、中々横風おうふうでろくに会釈もせずに颯々さっさつと別れて行く
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
わざと遠慮ゑんりよして勝手口かつてぐちまはると、摺硝子すりがらすあかるいうつつて、なかはざわ/\してゐた。あががまち帳面ちやうめんつてこしけた掛取かけとりらしい小僧こぞうが、つて宗助そうすけ挨拶あいさつをした。ちやには主人しゆじん細君さいくんもゐた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
掛取かけとりたちをめまわして
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)