“かくだい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
廓大72.7%
劃大9.1%
拡大9.1%
擴大9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
乱れた髪の毛と、膨れ気味の眼瞼まぶたは、一層彼女の美しさを廓大かくだいした。彼女は寂しく笑って続けた。
好色破邪顕正 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
だが移った途端とたんに東京は大東京と劃大かくだいされ砂村も城東区砂町となって、立派に市域の内にはちがいなかった。
渾沌未分 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
ぼくはさらに連盟を拡大かくだいして世界の少年とともに、健全な王国を組織そしきしたいと思っているのだ。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
勿論もちろんこの學問がくもん研究けんきゆう容易ようい進歩しんぽしないのも震災國しんさいこくたるの一因いちいんには相違そういないが、しかしながら地震ぢしんたいして必要ひつよう初歩しよほ知識ちしきがわが國民こくみんけてゐることが、震災しんさい擴大かくだい最大原因さいだいげんいんであらう。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)