“おんとゞけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御屆50.0%
御達50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きり/\と卷上まきあぐれば御城代堀田相摸守殿平伏へいふくいたされ少しかしらを上て恐れ乍ら今般如何いかゞなる事ゆゑ御上坂ごじやうはん町奉行へ御屆おんとゞけもなく理不盡りふじん御紋付ごもんつきの御幕を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
持參ぢさん致し所化僧しよけそう一人檀家三人差添さしそへ千住燒場光明院へ火葬くわさうの者送込候處其後所化僧檀家だんか棺桶くわんをけすて置逃去候由光明院くわうみやうゐんより掛合越候へども當寺に於て右樣の覺え御座なく候に付此段御屆おんとゞけ申上おき以上いじやう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
急ぎ程なく江戸表へちやくしければ早速さつそく御月番おつきばん御老中へ到着たうちやく御屆おんとゞけに及び此段上聞じやうぶんに達しければ早々忠右衞門に御目見おめみえ仰せ付らるべきのおもむきなれば大岡忠右衞門早速さつそく御前へ罷出まかりいで平伏へいふくしける時に將軍の上意じやういに忠右衞門其方は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「十三日。雨。九月八日岡山奥小野崎姉君御病死之旨今日御達おんとゞけ差出さしいだし、一日之遠慮引いたし候。」公私略に同文がある。只小野崎を「斧崎」に作つてある。棠軒の姉は田中氏か。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
「九日。(八月。)晴。吉辰に付普請場へ引移。引越御達おんとゞけ月番へ差出す。」
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)