“おたつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御竜33.3%
御達33.3%
於辰33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この岡のところに林があって、そこに小さい神社があり、土地の人はこれを御竜おたつ様と呼んでいる。この神社の下がすなわち通路で、これは国道から南に少し離れた間道である。
火の玉を見たこと (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
かけ押戻おしもど假令たとへ何樣いかやうなる御身分たりとも此所にて御下乘あるべし未だ公儀こうぎより御達おたつなきうちは御城代の御門内ごもんない打乘うちのり決して相成申さず是非ぜひ御下乘とせいしてやまざれば然ばとて餘儀よぎなく門外にて下乘し玄關げんくわんへこそは打通うちとほりぬ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
於辰おたつという女を女房にもらいしが、この節流行の狐狗狸こっくりを始め、勇公が、「もし、狐狗狸様、於辰もこれまで、よい人がありましたろう。あったなら足を上げて下さい」
妖怪玄談 (新字新仮名) / 井上円了(著)