“おんぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
恩誼58.8%
恩義17.6%
御儀11.8%
恩儀5.9%
音義5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかして神道しんとうが日本民族固有こゆう観念かんねんを代表するものならば、恩誼おんぎを知るは取りもなおさず日本民族の特長であると断言してよかろうと思う。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
熟々つく/″\見られしが其方日頃懇意こんいに致し恩義おんぎにも相成し同宿成る穀屋平兵衞が坂戸村名主庄左衞門より金子きんす百兩受取し事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
主命しゆうめいりて糸子いとこ縁談えんだんの申しこみなるべし、其時そのとき雪三せつざう决然けつぜんとせし聲音こわねにて、折角せつかく御懇望ごこんもうながら糸子いとこさま御儀おんぎ他家たけしたまふ御身おんみならねばおこゝろうけたまはるまでもなし
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
馬鹿にしたなうぬは水呑村の水呑百姓なりしをせん旦那の御蔭にて一人前の百姓に取立られたる其恩儀おんぎ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
石橋君がその著八六頁に『一切経音義おんぎ』より文、『諸尊図像鈔』より図を出したのをみるに、日本化しない大黒天の本像は八で、前の二手に一剣を横たえた状が