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おぶね
ふりがな文庫
“おぶね”の漢字の書き方と例文
語句
割合
小舟
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小舟
(逆引き)
かく思い定めたれども、渠の良心はけっしてこれを
可
(
ゆる
)
さざりき。渠の心は激動して、渠の身は波に
盪
(
ゆら
)
るる
小舟
(
おぶね
)
のごとく、安んじかねて行きつ、
還
(
もど
)
りつ、塀ぎわに
低徊
(
ていかい
)
せり。
義血侠血
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
荒浪の上に
揉
(
も
)
まるる
棚
(
たな
)
なし
小舟
(
おぶね
)
のあわや
傾覆
(
くつがえ
)
らん風情、さすが覚悟を極めたりしもまた今さらにおもわれて、一期の大事死生の
岐路
(
ちまた
)
と八万四千の身の毛よだたせ牙
咬
(
か
)
みしめて
眼
(
まなこ
)
を
睜
(
みは
)
り
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
風聞に
拠
(
よ
)
れば
総角
(
そうかく
)
の頃に早く
怙恃
(
こじ
)
を
喪
(
うしな
)
い、
寄辺渚
(
よるべなぎさ
)
の
棚
(
たな
)
なし
小舟
(
おぶね
)
では無く宿無小僧となり、
彼処
(
あすこ
)
の
親戚
(
しんせき
)
此処
(
ここ
)
の
知己
(
しるべ
)
と流れ渡ッている内、
曾
(
かつ
)
て侍奉公までした事が有るといいイヤ無いという
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
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(14作品)
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