“タンバガン”の漢字の書き方と例文
語句割合
小舟100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
漕ぎ出てゐる小舟タンバガンの楫の音がいやにはつきりと聞える靜けさだ。ぴちやぴちやと水の音は聞いてゐる者のこゝろの芯にまで吸ひこまれるやうに、たまらない人戀しさと、淋しさを誘つて來る。
ボルネオ ダイヤ (旧字旧仮名) / 林芙美子(著)