“おふれ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御布令53.8%
御布告15.4%
御触15.4%
命令7.7%
布達7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
... これからはたとい女たりとも産婆営業勝手たるべき事と云う御布令おふれさえ出てめでたく落着を告げました」「よくいろいろな事を知っていらっしゃるのね、感心ねえ」
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
この御布告おふれを、美留藻と香潮が住んでいる村の間の、丁度中程に在る魚市場で、役人が大勢の人々を集めて申し渡した時に真先に——
白髪小僧 (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)
天保年間の諸事御倹約の御触おふれいて、その一人物が大いに、こぼしているところなのであります。私は、永井荷風という作家を、決して無条件に崇拝しているわけではありません。
三月三十日 (新字新仮名) / 太宰治(著)
明日あす大楠山おおくすやま巻狩まきがりじゃ』などと布達おふれると、乗馬じょうば手入ていれ、兵糧へいろう準備したく狩子かりこ勢揃せいぞろい、まるで戦争いくさのような大騒おおさわぎでございました。