御触おふれ)” の例文
旧字:御觸
これは寛政かんせい御改革のみぎり山東庵京伝さんとうあんきょうでん黄表紙御法度きびょうしごはっと御触おふれを破ったため五十日の手鎖てぐさり、版元蔦屋つたや身代半減しんだいはんげんという憂目うきめを見た事なぞ
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
天保年間の諸事御倹約の御触おふれいて、その一人物が大いに、こぼしているところなのであります。私は、永井荷風という作家を、決して無条件に崇拝しているわけではありません。
三月三十日 (新字新仮名) / 太宰治(著)
去頃さるころより御老中ごろうじゅう水野越前守様みずのえちぜんのかみさま寛政かんせい御改革の御趣意をそのままに天下奢侈しゃしの悪弊を矯正きょうせいすべき有難き思召おぼしめしによりあまねく江戸町々へ御触おふれがあってから
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
いつもならば江戸御府内ごふない湧立わきたち返らせる山王大権現さんのうだいごんげんの御祭礼さえ今年は諸事御倹約の御触おふれによってまるで火の消えたようにさびしく済んでしまうと
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)