“おつぱら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
追拂40.0%
追放20.0%
逐払20.0%
逐拂20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あゝ、馬鹿ばかことをした/\。わたくし失策しくじりで、貴方あなた日出雄少年ひでをせうねんころしたとなつては大佐閣下たいさかくか言譯いひわけがない、このびにはるか、らぬか、ひと命懸いのちがけで猛獸まうじうども追拂おつぱらつてるのだ。
「囚人馬車の癖に宮様のやうに威張りかへつてのさばりやがる……一体あん中に幾人いくたり乗つてやがるんだろう……あんな罪人なんて奴は何だね樺太三界にでも追放おつぱらつちまつた方がいいんだ、ねえ旦那。」
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
「エッセクスを逐払おつぱらはれた時の面影だ。然し彼奴あいつが高利貸を遣らうとは想はなかつたが、どうしたのだらう」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
「よもやそんないやしい詐僞師さぎしを私たちにおすゝめなぞなさるのではございますまいね。逐拂おつぱらつておしまひ、いますぐ!」