追放おつぱら)” の例文
「囚人馬車の癖に宮様のやうに威張りかへつてのさばりやがる……一体あん中に幾人いくたり乗つてやがるんだろう……あんな罪人なんて奴は何だね樺太三界にでも追放おつぱらつちまつた方がいいんだ、ねえ旦那。」
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)