“おうへん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
往反40.0%
往返33.3%
応変20.0%
應變6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仲平はこの発明を胸におさめて、誰にも話さなかったが、その後はいて兄と離れ離れに田畑へ往反おうへんしようとはしなかった。
安井夫人 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
夕方三人で又一君宅の風呂ふろをもらいに行く。実は過日来往返おうへんたび斗満橋とまむばしの上から見てうらやましく思って居たのだ。風呂は直ぐ川端かわばたで、露天ろてんえてある。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
こは水中すゐちゆう死骸しがいをもとむるじゆつなるを雪にもちひしは応変おうへんの才也しと、のち/\までも人々いひあへり。
承まはらんしかし返答に何と致して宜しかるべきやと云に伊賀亮打笑ひ未だ對面もせぬ先に返答の差※さしづは出來ず夫こそ臨機りんき應變おうへんと云者なり向ふの口上に因て即答そくたふあるべきなり口上を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)