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うすがゆ
ふりがな文庫
“うすがゆ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
薄粥
85.7%
薄痒
14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
薄粥
(逆引き)
火の
浪
(
なみ
)
に
吹放
(
ふきはな
)
されて、西へ——西へ——毎日々々、百日と六日の
間
(
あいだ
)
、鳥の影一つ見えない
大灘
(
おおなだ
)
を漂うて、お米を二
升
(
しょう
)
に水一
斗
(
と
)
の
薄粥
(
うすがゆ
)
で、二十人の一日の
生命
(
いのち
)
を
繋
(
つな
)
いだのも、はじめの内。
印度更紗
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
重湯
(
おもゆ
)
か、
薄粥
(
うすがゆ
)
、
或
(
あるひ
)
は
麺麭
(
パン
)
を
少量
(
せうりやう
)
と
言
(
い
)
はれたけれども、
汽車
(
きしや
)
で、そんなものは
得
(
え
)
られなかつた。
乘通
(
のりとほ
)
しは
危險
(
きけん
)
だから。……で、
米原
(
まいばら
)
で
泊
(
とま
)
つたが、
羽織
(
はおり
)
も
着
(
き
)
ない
少年
(
せうねん
)
には、
粥
(
かゆ
)
は
煮
(
に
)
てくれぬ。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
うすがゆ(薄粥)の例文をもっと
(6作品)
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薄痒
(逆引き)
彼は世間から拒絶されて心身の髄に重苦しくてしかも
薄痒
(
うすがゆ
)
い
疼
(
うず
)
きが残るだけの性抜きに
草臥
(
くたび
)
れ果てたとき、彼は死を想い見るのだった。それはすべてを清算して
呉
(
く
)
れるものであった。
食魔
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
うすがゆ(薄痒)の例文をもっと
(1作品)
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