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薄粥
ふりがな文庫
“薄粥”の読み方と例文
読み方
割合
うすがゆ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うすがゆ
(逆引き)
……然しそれから一
刻
(
とき
)
も経ったであろうか、ちょうど牧二郎に昼の
薄粥
(
うすがゆ
)
を与えているところへ、息を切らして多助が戻って来た。
日本婦道記:二十三年
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
趣味として
夜寒
(
よさむ
)
の粥を感ずる能力を持たない彼は、秋の
宵
(
よい
)
の冷たさを対照に置く
薄粥
(
うすがゆ
)
の暖かさを普通の俳人以上に珍重して
啜
(
すす
)
る事ができた。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
火の
浪
(
なみ
)
に
吹放
(
ふきはな
)
されて、西へ——西へ——毎日々々、百日と六日の
間
(
あいだ
)
、鳥の影一つ見えない
大灘
(
おおなだ
)
を漂うて、お米を二
升
(
しょう
)
に水一
斗
(
と
)
の
薄粥
(
うすがゆ
)
で、二十人の一日の
生命
(
いのち
)
を
繋
(
つな
)
いだのも、はじめの内。
印度更紗
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
薄粥(うすがゆ)の例文をもっと
(6作品)
見る
薄
常用漢字
中学
部首:⾋
16画
粥
漢検準1級
部首:⽶
12画
“薄”で始まる語句
薄
薄暗
薄紅
薄明
薄暮
薄縁
薄荷
薄闇
薄汚
薄氷
“薄粥”のふりがなが多い著者
泉鏡太郎
泉鏡花
山本周五郎
夏目漱石