“いねこき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
稲扱66.7%
稲㧡16.7%
稻扱16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
オツベルはやっと覚悟かくごをきめて、稲扱いねこき器械の前に出て、象に話をしようとしたが、そのとき象が、とてもきれいな、うぐいすみたいないい声で、こんな文句をったのだ。
オツベルと象 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
其処から稲㧡いねこき村まで二里、此処に無集配の郵便局があって、附近の物産の集散地になって居る。それより梓川に沿うて六里、殆んど人家とてもない様な山道を片登りに登ってゆくのだ。
みなかみ紀行 (新字新仮名) / 若山牧水(著)
かれいそがしい仕事しごとしまひになつたときすなは稻刈いねかりから稻扱いねこきからさうしてもみすりもんでかれ得意とくい俵編たわらあみもなくなつて、世間せけんがげつそりとさびしくしづんだときかれきふ勘次かんじべつまひがたくなつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)