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稲扱
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いねこき
ふりがな文庫
“
稲扱
(
いねこき
)” の例文
旧字:
稻扱
穀蔵に広い二階
立
(
だて
)
の物置小屋、——其
階下
(
した
)
が土間になつてゐて、
稲扱
(
いねこき
)
の日には、二十人近くの男女が口から出放題の
戯談
(
じようだん
)
やら唄やらで賑つたものだ。
刑余の叔父
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
オツベルはやっと
覚悟
(
かくご
)
をきめて、
稲扱
(
いねこき
)
器械の前に出て、象に話をしようとしたが、そのとき象が、とてもきれいな、
鶯
(
うぐいす
)
みたいないい声で、こんな文句を
云
(
い
)
ったのだ。
オツベルと象
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
ただその中でも特に
稲扱
(
いねこき
)
用器の改良が、大きな影響を与えたというのみである。
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
農業民謡で、
稲扱
(
いねこき
)
などをしながら大勢して歌うこともまた可能である。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
稲扱
(
いねこき
)
器械の六台も
据
(
す
)
えつけて、のんのんのんのんのんのんと、大そろしない音をたててやっている。
オツベルと象
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
稲
常用漢字
中学
部首:⽲
14画
扱
常用漢字
中学
部首:⼿
6画
“稲扱”で始まる語句
稲扱器
稲扱機