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いくまが
ふりがな文庫
“いくまが”の漢字の書き方と例文
語句
割合
幾曲
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
幾曲
(逆引き)
ある所では路が全く欠けてしまって、向うの崖からこちらの
崖
(
がけ
)
へ丸太を渡したり、
桟
(
さん
)
を打った板を
懸
(
か
)
けたり、それらの丸太や板を宙で
繋
(
つな
)
ぎ合わして、崖の横腹を
幾曲
(
いくまが
)
りも
迂廻
(
うかい
)
したりしている。
吉野葛
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
穴
(
あな
)
のやうな
眞暗
(
まつくら
)
な
場末
(
ばすゑ
)
の
裏町
(
うらまち
)
を
拔
(
ぬ
)
けて、
大川
(
おほかは
)
に
架
(
か
)
けた、
近道
(
ちかみち
)
の、ぐら/\と
搖
(
ゆ
)
れる
一錢橋
(
いちもんばし
)
と
云
(
い
)
ふのを
渡
(
わた
)
つて、
土塀
(
どべい
)
ばかりで
家
(
うち
)
の
疎
(
まばら
)
な、
畠
(
はたけ
)
も
池
(
いけ
)
も
所々
(
ところ/″\
)
、
侍町
(
さむらひまち
)
を
幾曲
(
いくまが
)
り、で
霰ふる
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
私達は
黴臭
(
かびくさ
)
い真暗な廊下を
幾曲
(
いくまが
)
りかしてとある広い部屋に通された。外観の荒廃している割には、内部は綺麗に手入れがしてあったけれど、それでも、どこやら廃墟といった感じをまぬがれなんだ。
孤島の鬼
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
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