“いくつう”の漢字の書き方と例文
語句割合
幾通100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
行李(こうり)の底から幾通(いくつう)かの手紙と一葉の写真を取出して、写真を眺めては手紙を読み手紙を読んでは写真を眺め、さて寝る時には、その写真を彼女の豊満な乳房におしつけ
湖畔亭事件 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
幾度(いくたび)幾通(いくつう)の御文(おんふみ)を拜見(はいけん)だにせぬ我(わ)れいかばかり憎(にく)しと思召(おぼしめ)すらん、拜(はい)さば此胸(このむね)寸斷(すんだん)になりて常(つね)の決心(けつしん)の消(き)えうせん覺束(おぼつか)なさ
軒もる月 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
本心(ほんしん)には成(な)るまじき文(ふみ)の趣向(しゆかう)、案外(あんぐわい)のことにて拍子(へうし)よく行(ゆ)き、文庫(ぶんこ)に納(をさ)め給(たま)ひしとは最(も)う我(わ)がもの、と一度(たび)は勇(いさ)みけるが、夫(それ)より後(のち)の幾度(いくど)幾通(いくつう)かき送(おく)りし文(ふみ)に一度(たび)の返事(へんじ)もなく
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)