“あをじろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
蒼白88.0%
青白12.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
喜三郎は神經質らしく小鬢こびんいたり、襟を直したりして居ります。蒼白あをじろいおたな者で、いかにも弱々しく善良さうでさへあります。
ともすると風に吹き消されさうになる裸蝋燭を袖でまもりながら、一歩々々長い廊下を歩いて行くかれの蒼白あをじろひげの深い顔が見えた。
ある僧の奇蹟 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
ムスメはつひにうつむいたまヽ、いつまでも/\わたし記臆きおく青白あをじろかげをなげ、灰色はいいろ忘却ばうきやくのうへをぎんあめりしきる。
桜さく島:見知らぬ世界 (新字旧仮名) / 竹久夢二(著)
ひとつらね青白あをじろほろをならべぬ。
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)