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あけわた
ふりがな文庫
“あけわた”の漢字の書き方と例文
語句
割合
明渡
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
明渡
(逆引き)
ほほ、
私
(
わたし
)
はもう災難と申します。災難ですわ、
貴下
(
あなた
)
。あれが座敷へでも入りますか、知らないでいて御覧なさいまし、当分
家
(
うち
)
を
明渡
(
あけわた
)
して、
何処
(
どこ
)
かへ参らなければなりませんの。
春昼後刻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
エヒミチは
歸
(
かへ
)
つて
見
(
み
)
れば
自分
(
じぶん
)
の
位置
(
ゐち
)
は
今
(
いま
)
はドクトル、ハヾトフの
手
(
て
)
に
渡
(
わた
)
つて、
病院
(
びやうゐん
)
の
官宅
(
くわんたく
)
を
早
(
はや
)
く
明渡
(
あけわた
)
すのをハヾトフは
待
(
ま
)
つてゐるといふとの
事
(
こと
)
、
又
(
また
)
其
(
そ
)
の
下女
(
げぢよ
)
と
名
(
な
)
づけてゐた
醜婦
(
しうふ
)
は、
此
(
こ
)
の
間
(
あひだ
)
から
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
乘出し
蒲原
(
かんばら
)
の
驛外
(
しゆくはづれ
)
にて夜も
明渡
(
あけわた
)
り
辨慶
(
べんけい
)
清水六代御前松並木も打越て
岩淵
(
いはぶち
)
の渡りに來り
暫時
(
しばし
)
休息なし
頓
(
やが
)
て富士川の
逆卷
(
さかまく
)
水も押渡り岩を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
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