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『杉垣』
ふりがな文庫
『
杉垣
(
すぎがき
)
』
電気時計が三十分ちかくもおくれていたのを知らなかったものだから、二人が省線の駅で降りた時分は、とうにバスがなくなっていた。 駅前のからりとしたアスファルト道の上に空の高いところから月光があたっていて、半分だけ大扉をひきのこした駅から出た疎ら …
著者
宮本百合子
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「中央公論」1939(昭和14)年11月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約31分(500文字/分)
朗読目安時間
約51分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
暈
(
くるめ
)
湿
(
し
)
凝
(
じ
)
脛
(
ずね
)
疎
(
まば
)
翳
(
かげ
)
聳
(
そばだ
)
擡
(
あ
)
艶
(
つや
)
芒
(
すすき
)
蚊帳
(
かや
)
跫音
(
あしおと
)
肱
(
ひじ
)
迅
(
はや
)
迸
(
ほとばし
)
雀斑
(
そばかす
)
靠
(
もた
)
睨
(
にら
)
瀰漫
(
びまん
)
疳
(
かん
)
燿
(
かがや
)
滲
(
にじ
)
浴衣
(
ゆかた
)
沮喪
(
そそう
)
揶揄
(
やゆ
)
手摺
(
てすり
)
截
(
き
)
恬淡
(
てんたん
)
将棋
(
しょうぎ
)
嫂
(
あによめ
)
咎
(
とが
)
劈
(
つんざ
)
凡
(
およ
)