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『白い蚊帳』
ふりがな文庫
『
白い蚊帳
(
しろいかや
)
』
なほ子は、従弟の部屋の手摺から、熱心に下の往来の大神楽を見物していた。その大神楽は、朝早くから温泉町を流しているのだが、坂の左右に並んだ温泉町は小さいから、三味線、鉦などの音が町の入口から聞えた。 今、彼等は坂のつき当りの土産屋の前で芸当を …
著者
宮本百合子
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「中央公論」1927(昭和2)年8月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約18分(500文字/分)
朗読目安時間
約30分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
悠
(
ゆっく
)
劬
(
いた
)
雪崩
(
なだ
)
臥
(
ね
)
美味
(
おい
)
暗
(
やみ
)
手巾
(
ハンカチ
)
瘢痕
(
はんこん
)
先刻
(
さっき
)
鉦
(
かね
)
躑躅
(
つつじ
)
跫跡
(
あしあと
)
診
(
み
)
襯衣
(
シャツ
)
螺鈿
(
らでん
)
蚊帳
(
かや
)
呑気
(
のんき
)
膨
(
ふく
)
屡々
(
しばしば
)
繊
(
ほそ
)
縺
(
もつ
)
悦
(
よろこ
)
物懶
(
ものう
)
潰瘍
(
かいよう
)
流石
(
さすが
)
洞
(
ほら
)
沁々
(
しみじみ
)
毮
(
むし
)
柄杓
(
ひしゃく
)
巓
(
いただき
)
敬虔
(
けいけん
)
手摺
(
てすり
)
平常
(
ふだん
)
愈々
(
いよいよ
)