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ふりがな文庫
“
+
(
プラス
)” の例文
しかし事実上
+
(
プラス
)
の間に無数の因子のあることを認めなければならぬ。すなわちあらゆる問題はこの+のうちに含まれている。
十本の針
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
Weissagend rauch
(
ヴァイスザーゲント・ラウフ
)
+
(
プラス
)
Rosen
(
ローゼン
)
=
(
イコール
)
Rosen
(
ローゼン
)
Weihrauch
(
ヴァイラウフ
)
に適応されるからです。
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
たつた一度も
+
(
プラス
)
一点も得ず、徹頭徹尾、零敗なら未だしも、マイナス数十点といふ奴ばかりで、さすがの私も腹のなかではうんざりして居るのです。
青白き公園
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
「生活
+
(
プラス
)
戦争
+
(
プラス
)
スポーツ÷0=能」の意味がわかったかナ?……ウン、わかった。……諸君なかなか頭がいい……。
「生活」+「戦争」+「競技」÷0=能
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
癋見鈍太郎
(著)
私の医療につれて何かそれぞれ
+
(
プラス
)
を得て、国男さんは神経衰弱が治ったりして本当に禍福あざなえる繩ですね。
獄中への手紙:09 一九四二年(昭和十七年)
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
▼ もっと見る
なお金銭におけるごとく、
+
(
プラス
)
−
(
マイナス
)
出入
(
でいり
)
の相違は天地
懸隔
(
けんかく
)
、
月鼈
(
げつべつ
)
雲泥
(
うんでい
)
、駿河台の老婦人もまたこの般の人なりき。
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
歴史に追求せられたものが、歴史のどこの事実にもその
+
(
プラス
)
と
−
(
マイナス
)
を嗅ぎわける感覚がここにかくれている。
近代美の研究
(新字新仮名)
/
中井正一
(著)
翁
(
おう
)
は、
半白
(
はんぱく
)
の髪の延びた頭を抱えて、教壇のテーブルに向って、
+
(
プラス
)
、
−
(
マイナス
)
、
×
(
マルチプライ
)
の講義をやる。
点
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
前衛:300メエトル 附け剣 前へ
大道
(
だいだう
)
散兵 熱心 激励
群馬
(
ぐんば
)
腋
(
わき
)
項
(
うなじ
)
褐色
銅色
(
どうしよく
)
気息
(
いき
)
づかひ
+
(
プラス
)
背嚢
(
はいなう
)
30キロ 警戒=大
秤量機
(
ひやうりやうき
)
鉄屑 貯金
筒
(
づつ
)
怯儒
(
きよだ
)
:3戦慄 号令 石 熱狂 敵 誘導物 敏捷 名誉
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
Tumult
(
テューマルト
)
+
(
プラス
)
Railroad
(
レイルロード
)
=
(
イコール
)
Tunnel
(
タンネル
)
を逆に応用して、まず1を相手の心像とし、その未知数を2と3とで描破しようと企てたのでした。
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
自然は、人間の恋愛を唯だ男性と女性との
+
(
プラス
)
だけでは終らせず、精神に於て、男をA、女をBとすれば A+A×B:B+B×Aという風な関係にすると思われます。
愛は神秘な修道場
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
+
(
プラス
)
のところが
−
(
マイナス
)
になり、
×
(
タイム
)
が
÷
(
デバイデッド
)
となっても、一度真面目に恋愛した人間の心では、決して元の
杢阿彌
(
もくあみ
)
の単一なAならA、BならBには還ることがないと云うことです。
愛は神秘な修道場
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
Tumult
(
テューマルト
)
+
(
プラス
)
Railroad
(
レイルロード
)
=
(
イコール
)
Tunnel
(
タンネル
)
の公式が、かっきり
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
個人個人によって、受け方が大変違う、一つの体への
+
(
プラス
)
と
−
(
マイナス
)
の関係が本人にもよくわからなくて。つまりやめ時だったのだろう、という衆議に一決しています。今年の冬は私は大変寒そうです。
獄中への手紙:09 一九四二年(昭和十七年)
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)