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鳩尾
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みづおち
ふりがな文庫
“
鳩尾
(
みづおち
)” の例文
神聖な處女の肌は、血の氣を
喪
(
うしな
)
つて、清潔さそのものでした。こんもりした二つの乳房の神秘な曲線、
鳩尾
(
みづおち
)
から腹部への、なだらかな
凝脂
(
ぎようし
)
。
銭形平次捕物控:187 二人娘
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
……
女
(
をんな
)
の
像
(
ざう
)
の
第一作
(
だいいつさく
)
が、まだ
手足
(
てあし
)
までは
出来
(
でき
)
なかつたが、
略
(
ほゞ
)
顔
(
かほ
)
の
容
(
かたち
)
が
備
(
そな
)
はつて、
胸
(
むね
)
から
鳩尾
(
みづおち
)
へかけて
膨
(
ふつく
)
りと
成
(
な
)
つた、
木材
(
もくざい
)
に
乳
(
ちゝ
)
が
双
(
なら
)
んで、
目鼻口元
(
めはなくちもと
)
の
刻
(
きざ
)
まれた、フトした
時
(
とき
)
……
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
お父つあんが死んでからはこの「たむら」が、眼に見えず
蝕
(
むしば
)
まれるやうに他人のものになつて行く、そんな不安がぢりぢりとこみあげて来て、
鳩尾
(
みづおち
)
のあたりがきうと
疼
(
いた
)
んだ、——と云ふのは
一の酉
(新字旧仮名)
/
武田麟太郎
(著)
平素は主として
鳩尾
(
みづおち
)
のあたりに住んでゐる
小熊秀雄全集-07:詩集(6)長篇詩集
(新字旧仮名)
/
小熊秀雄
(著)
まるで
鳩尾
(
みづおち
)
でも、どやされたやうだ。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
▼ もっと見る
平次はそれに應へず、謹み深い態度で
處女
(
をとめ
)
の丸い胸から、水などは少しも呑んで居ないらしいほのかな窪みをもつた
鳩尾
(
みづおち
)
のあたり——後ろへ廻つて背中をざつと見て
銭形平次捕物控:208 青銭と鍵
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
平素は主として
鳩尾
(
みづおち
)
のあたりに住んでゐる
シャリアピン
(新字旧仮名)
/
小熊秀雄
(著)
“鳩尾(みぞおち)”の解説
みぞおちとは、人間の腹の上方中央にある窪んだ部位のこと。鳩尾(きゅうび、みぞおち)、水月(すいげつ)、心窩(しんか、しんわ)とも呼ばれる。
みぞおちの内部背中側には腹腔神経叢(ふっくうしんけいそう、英:celiac plexus, solar plexus. 独:solarplexus)という神経叢 (:en:nerve plexus) がある。
(出典:Wikipedia)
鳩
漢検準1級
部首:⿃
13画
尾
常用漢字
中学
部首:⼫
7画
“鳩尾”で始まる語句
鳩尾枘
鳩尾辺
鳩尾骨