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鳥冠
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とさか
ふりがな文庫
“
鳥冠
(
とさか
)” の例文
「それはその山男がたべるのです。まだこのほかに豚の尻尾と七面鳥の足と、鶏の
鳥冠
(
とさか
)
と牛の舌も買って来いと云いつけられました」
豚吉とヒョロ子
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
三鳥山人
(著)
孔雀はその前の年に雌に死別れた
男鰥
(
をとこやもめ
)
だつたのに、
雌鶏
(
めんどり
)
には一向見向きもしないで、
鳥冠
(
とさか
)
の
紅
(
あか
)
い
雄鶏
(
をす
)
ばかりをつけ廻してゐた。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
頸
(
うなじ
)
を白く、銅像に前髪をバラリと振った。下唇の揺れるような、
鳥冠
(
とさか
)
の
緋葉
(
もみじ
)
を、
一葉
(
ひとは
)
ぬいて、その黒髪に挿したと思うと
ピストルの使い方:――(前題――楊弓)
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
そこからは頻りに、いやな悪臭がただよって来る、——彼の頭は胸に深くちぢこめられて、その恰好は、鈍い灰色の羽毛の、黒い
鳥冠
(
とさか
)
の奇妙な鳥のようにも見えた。
暗号舞踏人の謎
(新字新仮名)
/
アーサー・コナン・ドイル
(著)
そうすると、お腹の中に残っている鉄の
錆
(
さび
)
がスッカリ抜けてしまうのだ。それから豚の尾と牛の舌と、鶏の
鳥冠
(
とさか
)
と七面鳥の足で第一等の料理を作ってくれ
豚吉とヒョロ子
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
三鳥山人
(著)
▼ もっと見る
玉子
形
(
なり
)
の色の白い……このもの
語
(
がたり
)
の土地では
鶴子饅頭
(
つるのこまんじゅう
)
と云うそうである、ほっとり、くるりと、そのやや細い方を
頭
(
かしら
)
に、
緋
(
ひ
)
のもみじを
一葉
(
ひとは
)
挿して、それが紅い
鳥冠
(
とさか
)
と見えるであろうか?
ピストルの使い方:――(前題――楊弓)
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「それは申し上げられません。どうぞお金はいくらでもあげますから、玉葱の皮と、葱の白いヒゲと大根の首と、豚の尻尾と、七面鳥の足と、牛の舌と鶏の
鳥冠
(
とさか
)
とを売って下さい」
豚吉とヒョロ子
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
三鳥山人
(著)
……(運八が銀の鶏……ではあれども、職人
頭
(
がしら
)
は兄弟分、……まず出来た。この形。)と雪を、あの
一塊
(
ひとかたまり
)
……
鳥冠
(
とさか
)
を
捻
(
ひね
)
り、
頸
(
くび
)
を据え、翼を
形
(
かた
)
どり、尾を
扱
(
しご
)
いて、丹念に、でも、あらづもりの形を。
ピストルの使い方:――(前題――楊弓)
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
鳥
常用漢字
小2
部首:⿃
11画
冠
常用漢字
中学
部首:⼍
9画
“鳥”で始まる語句
鳥
鳥渡
鳥目
鳥屋
鳥居
鳥羽
鳥打帽
鳥籠
鳥越
鳥獣