もうあそこに見えていますが、あの橋までおいでなさると高札が立っています。それにくわしく書いてあるそうですが、近ごろ悪い人買いがこの辺を立ち廻ります。
城中でもそれが茶話に出、丙午の大火を思いだしたのだろう、町奉行では火の用心を例年よりきびしくするようにと、町人まちの五カ所の辻に高札を立てたりした。
“高札”の意味
《名詞》
(こうさつ、たかふだ)法令や罪人の罪状などを記し、人目のつく場所に立てた掲示。
(こうさつ、たかふだ)入札で一番高額の価額を記した札。
(こうさつ)相手の手紙に対する尊敬語。
(出典:Wiktionary)
(出典:Wiktionary)
“高札”の解説
高札(こうさつ・たかふだ)とは、古代から明治時代初期にかけて行われた法令(一般法、基本法)を板面に記して往来などに掲示して民衆に周知させる方法である。なお、特定の相手や事柄を対象として制定された法令(特別法)を記した同様の掲示を制札(せいさつ)と呼ぶが、その実際の運用上は厳密に区別されていたとは言い難かったようである。
(出典:Wikipedia)
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