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かうとく
十三世
通天和尚は、
霜台君の(
謙信の事)
親藉にて、
高徳の聞えは今も
口碑にのこれり。
景勝君も此寺に
物学び玉ひしとぞ。
……ま、ともかくも
若に
逢はうわ、さうぢゃ、はて、
速う
往て
彼の
人を
伴れて
來いといふに。……さてはや、
實に
高徳のあの
上人、
此市中の
者で、
誰れ
一人、
彼の
人の
庇を
蒙らぬものはないわい。
十三世
通天和尚は、
霜台君の(
謙信の事)
親藉にて、
高徳の聞えは今も
口碑にのこれり。
景勝君も此寺に
物学び玉ひしとぞ。