のみ)” の例文
新字:
取出してのみ暫時しばし其處に休み居ける中段々夜も更行ふけゆき四邊あたりしんとしける此時手拭てぬぐひに深くおもてをつゝみし男二人伊勢屋のかどたゝずみ内の樣子を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
のみ代錢は拂ひたれども心氣のつかれにて思はず暫時しばし居眠ゐねふ眼覺めざめて後此所を立ち出で途中にて心付懷中を見し處に大事の財布さいふ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
添て持來りければ是は御世話と云ながら夫婦はやがて一合の酒をのみめしくひをはりて身支度をしながら御亭主是から江戸迄何里あるやと問ひけるに亭主は是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)