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願望
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ぐわんまう
ふりがな文庫
“
願望
(
ぐわんまう
)” の例文
無理な
願望
(
ぐわんまう
)
に努力するのは努力の方向の惡いので、無理ならぬ願望に努力して、そして甲斐の無いのは、間接の努力が缺けて居るからだらう。
努力論
(旧字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
で、ふいと驚いて我に返ると、今度は猛然として、私は此の感激、此の恍惚の凡てを私の力かぎり歌つて見たい
願望
(
ぐわんまう
)
の、押へやうとしても押へられぬ餘儀無さを感ずる。
歓楽
(旧字旧仮名)
/
永井荷風
、
永井壮吉
(著)
自分の
願望
(
ぐわんまう
)
の
秤
(
はかり
)
も、一方の皿に便利な国を載せて、一方の皿に夢の故郷を載せたとき、便利の皿を
弔
(
つ
)
つた
緒
(
を
)
をそつと引く、白い、優しい手があつたにも
拘
(
かかは
)
らず、
慥
(
たし
)
かに夢の方へ傾いたのである。
妄想
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
裸
(
はだか
)
なる
所以
(
ゆゑん
)
は
人気
(
じんき
)
にて堂内の
熱
(
ねつ
)
すること
燃
(
もゆる
)
がごとくなるゆゑ也。
願望
(
ぐわんまう
)
によりては一里二里の所より正月三日の雪中寒気
肌
(
はだへ
)
を
射
(
いる
)
がごときをも
厭
(
いとは
)
ず、
柱
(
はしら
)
のごとき
氷柱
(
つらゝ
)
を
裸身
(
はだかみ
)
に
脊負
(
せおひ
)
て堂押にきたるもあり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
裸
(
はだか
)
なる
所以
(
ゆゑん
)
は
人気
(
じんき
)
にて堂内の
熱
(
ねつ
)
すること
燃
(
もゆる
)
がごとくなるゆゑ也。
願望
(
ぐわんまう
)
によりては一里二里の所より正月三日の雪中寒気
肌
(
はだへ
)
を
射
(
いる
)
がごときをも
厭
(
いとは
)
ず、
柱
(
はしら
)
のごとき
氷柱
(
つらゝ
)
を
裸身
(
はだかみ
)
に
脊負
(
せおひ
)
て堂押にきたるもあり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
“願望”の意味
《名詞》
願 望(がんぼう)
願い望むこと。
(出典:Wiktionary)
願
常用漢字
小4
部首:⾴
19画
望
常用漢字
小4
部首:⽉
11画
“願”で始まる語句
願
願掛
願文
願書
願人坊主
願人
願上候
願事
願山
願出