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願書
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ねがひしよ
ふりがな文庫
“
願書
(
ねがひしよ
)” の例文
眞志屋文書に文化以後の書留と覺しき一册子があるが、惜むらくはその載する所の
沙汰書
(
さたしよ
)
、
伺書
(
うかがひしよ
)
、
願書
(
ねがひしよ
)
等には多く年月日が
闕
(
か
)
けてゐる。
寿阿弥の手紙
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
以て九助は親の跡故是非跡役仰付らるゝ樣にと本多長門守殿郡奉行へ
願書
(
ねがひしよ
)
を差出しければ願ひの通り川口九助へ名主申付られ村方の者喜び睦しく暮しけり
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
どうするかと云ふと、
願書
(
ねがひしよ
)
と云ふものを書いてお奉行樣に出すのである。しかし只殺さないで置いて下さいと云つたつて、それでは聽かれない。
最後の一句
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
南町奉行所へ召出されし時
越前守
(
ゑちぜんのかみ
)
殿出席有て
訴訟人
(
そしようにん
)
越後高田領百姓憑司お早とは其方なるか
并
(
ならび
)
に
差添
(
さしそへ
)
の者喜兵衞甚右衞門何れも
罷出
(
まかりいで
)
しやと
仰
(
おほせ
)
に一同
罷出
(
まかりいづ
)
る趣き
願
(
ねがひ
)
あぐれば右
願書
(
ねがひしよ
)
を
讀上
(
よみあぐ
)
る
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
願ふより外に
分別
(
ふんべつ
)
なし
誂
(
あつら
)
へ
主
(
ぬし
)
への
云譯
(
いひわけ
)
に
公邊沙汰
(
こうへんざた
)
になさるべし如何にも
受
(
うけ
)
申さんとの挨拶なれば
是非
(
ぜひ
)
なく勘兵衞を家主へ
預
(
あづ
)
け
誂
(
あつら
)
へ
主
(
ぬし
)
の方へも此段を申して日を
延
(
のば
)
し
直
(
すぐ
)
に西の御番所稻葉淡路守殿へ
願書
(
ねがひしよ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
願
常用漢字
小4
部首:⾴
19画
書
常用漢字
小2
部首:⽈
10画
“願”で始まる語句
願
願掛
願望
願文
願人坊主
願人
願上候
願事
願山
願出