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頬片
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ほっぺた
ふりがな文庫
“
頬片
(
ほっぺた
)” の例文
口惜
(
くやし
)
くって
堪
(
たま
)
らないからおあさの足へかじり付きますと、ポーンと
蹴
(
け
)
られたから
仰向
(
あおむけ
)
に
顛倒
(
ひっくりかえ
)
ると、
頬片
(
ほっぺた
)
を二つ
三
(
み
)
つ
打
(
ぶ
)
ちました。
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
細君は
嬉
(
うれ
)
しそうに自分の
傍
(
そば
)
に
寐
(
ね
)
ている赤ん坊の顔を見た。そうして指の先で小さい
頬片
(
ほっぺた
)
を
突
(
つっ
)
ついて、あやし始めた。
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
と云いながら、側にあった
榎
(
えのき
)
の根株へ
頬片
(
ほっぺた
)
を
擦
(
こす
)
り付けますから悪者は痛くて
堪
(
たま
)
りません。
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
金を持ってるから出せなんと云って私の
頬片
(
ほっぺた
)
を
嘗
(
な
)
めやアがったから、
其奴
(
そいつ
)
の
横面
(
よこつら
)
を
打
(
ぶ
)
った処が、脇差を抜いたから、私は一生懸命に泥坊/\と云って逃げる途端に、足を踏外して此処へ
落
(
おっこ
)
ちたんだ
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
頬
部首:⾴
15画
片
常用漢字
小6
部首:⽚
4画
“頬”で始まる語句
頬
頬杖
頬冠
頬張
頬被
頬辺
頬骨
頬白
頬髯
頬桁