“霊(くす)” の例文
旧字:靈
越え 千年(ちとせ)経(ふ)る 宮居が址に なづさへば 念(も)ひのことごと よろづ代に 念(も)ひ告(の)らすごと 仄暗(ほのくら)の 高どのぬちに 霊(くす)しくも 光りいませる 救世(くせ)のみほとけ
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
 火もて消ちつゝ 言ひもかね 名づけも知らに 霊(くす)しくも 座す神かも 石花海(せのうみ)と 名づけてあるも その山の 包める海ぞ 不尽河と 人の渡るも その山の 水のたぎちぞ 日本(ひのもと)の やまとの国の 鎮(しづめ)とも 座す神かも 宝とも なれる山かも 駿河なる 不尽の高峰は 見れど飽かぬかも
二、三の山名について (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)