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震
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ふ
ふりがな文庫
“
震
(
ふ
)” の例文
中腰になったままで、ぼんのくぼへ、ずッぷり鍼をおろして、二三度強く
震
(
ふ
)
りこんだ。……度胸がいいようだが、やったとなると、あとはもう逃げ出したい一心。
顎十郎捕物帳:06 三人目
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
山路になりてよりは、二頭の馬
喘
(
あえ
)
ぎ喘ぎ引くに、
軌幅
(
きふく
)
極めて狭き車の
震
(
ふ
)
ること甚しく、雨さえ降りて例の帳閉じたれば
息
(
いき
)
籠
(
こ
)
もりて汗の
臭
(
か
)
車に満ち、頭痛み堪えがたし。
みちの記
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
春の
雷
(
いかずち
)
に
震
(
ふ
)
り落された花のように、お
濠端
(
ほりばた
)
を、諸藩の家臣が駈けてゆく。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
あの日は津田君の「
出雲崎
(
いずもざき
)
の女」が問題になっていて、喫茶室で同君からそのゆきさつの物語を聞いているうちに
震
(
ふ
)
り出したのであった。その津田君は今年はもう二科には居なくなったのである。
二科展院展急行瞥見
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
“震”の解説
震(しん)は八卦の一つ。卦の形はであり、初爻は陽、第2爻・第3爻は陰で構成される。または六十四卦の一つであり、震為雷。震下震上で構成される。
(出典:Wikipedia)
震
常用漢字
中学
部首:⾬
15画
“震”を含む語句
地震
震動
大地震
震慄
身震
胴震
武者震
震駭
震撼
脳震盪
震盪
震怒
震蕩
震災前
震上
震声
大震
東京地震
地震波
地震學科
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