トップ
>
雨催
>
あまもよ
ふりがな文庫
“
雨催
(
あまもよ
)” の例文
暗い雲の
垂
(
た
)
れ下った
雨催
(
あまもよ
)
いの
宵
(
よい
)
であった。片側町の寂しい広場を歩いていると、
歩行
(
あるき
)
べたのお銀は、
蹌
(
よろ
)
けそうになっては、わざとらしい声を立てて笹村の手に
掴
(
つか
)
まった。
黴
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
日
(
ひ
)
は
經
(
た
)
ち、
月
(
つき
)
はかはつたが、
暑
(
あつ
)
さが
續
(
つゞ
)
く。
分
(
わ
)
けて
雨催
(
あまもよ
)
ひで
風
(
かぜ
)
の
死
(
し
)
んだ、
羽蟲
(
はむし
)
の
夥
(
おびたゞ
)
しい
夜
(
よ
)
であつた。
浅茅生
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
それはたった今のことだと云うので、孤芳の番人を亀吉に云いつけて、わたくしと幸次郎は近所へ見まわりに出ましたが、今夜は
雨催
(
あまもよ
)
いの暗い晩で、そこらに二人のすがたは見付からない。
半七捕物帳:50 正雪の絵馬
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
雨
常用漢字
小1
部首:⾬
8画
催
常用漢字
中学
部首:⼈
13画
“雨”で始まる語句
雨
雨戸
雨滴
雨露
雨風
雨漏
雨傘
雨乞
雨気
雨脚